転職面接で必ず聞かれる質問とは?事前の準備と対策を万全にして面接に臨もう
2023/07/31
転職面接は、転職の成功に大きな影響を与える重要なポイントです。しかし、面接本番では緊張してうまく答えられず、言葉が詰まってしまう経験をしたことがある方もいるでしょう。
転職面接での失敗を防ぐためには、必ず聞かれるであろう質問や対策を事前に準備することが重要です。自信を持って面接に臨むために、しっかりと事前の準備を行いましょう。
転職面接に臨む前にしておきたい準備と心得
転職面接を成功させるためには、事前のしっかりとした準備と自信を持って臨むことが重要です。面接前には以下のような準備と心得を持って、自分の魅力をしっかりとアピールし、面接に臨むことが成功への一歩となります。
服装はスーツが基本
転職面接時の服装はスーツが基本です。髪型は前髪をピンで留め、全体が長い場合には後ろで束ねます。そして、髪色はブラックもしくは暗めのブラウンにして清潔感のある見た目を心掛けましょう。また、リクルートスーツは避け、グレーやネイビーなどのカラーを選ぶこともポイントです。
ただし、クリエイティブ職やアパレル、コスメ、デザイン関連の職種などについてはこの限りではないため、企業研究も大切です。清潔感を重視し、靴やバッグもチェックしましょう。
時間に余裕を持つ
面接会社への到着は予定時間の15分前までがベストですが、方向音痴や遅れがちな人は30分前までに着くように調整してください。早すぎると相手に迷惑がかかるため、早く着いた際には周辺のカフェなどで待機して5分前に受付を済ませましょう。
面接には時間厳守が必須ですが、万一遅刻する見込みなら早めに連絡し、遅刻の理由と到着予定時刻を伝えます。また、お詫びの言葉も忘れずに伝えてください。
企業に合わせた志望動機を用意
志望動機は特定の企業に合わせて考え、ありきたりでない内容を準備します。履歴書に記載した内容をベースにして、プラスアルファの情報を伝えるのがおすすめです。その際、自己PRとは異なる内容でポジティブな理由や未来の展望を述べるように心掛けましょう。
また、応募企業に合わせた志望動機を作成するためには企業分析が重要です。ホームページに記載されている会社概要や主力商品、企業理念、社員の声などをチェックしましょう。
応募の熱意を伝える
転職の面接で最も重要なのは、自分の熱意を伝えることです。ただし、一方的な熱意ではなく、企業の価値観や重要ポイントに自分の熱意がマッチしていることも伝える必要があります。そのためには面接対策や企業分析を行い、マナーを勉強して臨むことが大切です。感謝の気持ちと誠意を持って、自分のオリジナルの言葉で熱意を伝えましょう。
転職面接で必ず聞かれる質問とは?
転職面接で必ず聞かれる定番質問は、主に以下の5つです。
・自己紹介
・職務経歴
・転職理由
・志望動機
・自己PR
面接の場に慣れていない場合、緊張が原因で考えていた自己紹介や志望動機が全て飛んでしまう方は少なくありません。しかし、面接官は完璧な話し方を求めていません。言葉のうまさよりも実直に自分の思いを伝える姿勢を重視しているため、模範解答を丸暗記せずに、自分の言葉で自分の強みを伝えることが重要です。
想定質問に対して何度も練習し、キーワードを使って自分の強みや具体的な事例を話の中心に据えると、自然な言葉で伝えられるようになります。事前の練習によって本番でも自信を持って話すことができます。
また、企業に合わせた志望動機を考えていたつもりでも、面接官から深い質問されると答えに詰まってしまうケースもあります。そもそも志望動機とはなぜその企業に入りたいと思ったかを伝えるもので、ポイントが明確でないと回答が一貫性を欠いてしまいます。
面接官に伝わりやすくするためには、その企業ならではの魅力や好感を抱く部分を強調することです。各企業について研究し、自分の考え方と企業の接点を見つけましょう。その際には自分のスキルよりも、自分のフィルターを通して見た企業の良さをしっかり話すことが大切です。
そのほかにも、ネガティブな退職理由をポジティブに変換して伝えようとし、転職理由や志望動機などが混乱する方もいます。退職理由はネガティブな場合もありますが、転職理由や志望動機はポジティブな要素に焦点を当て、それぞれの要素を具体的に分解して整理し一貫性を持って話すことが重要です。
退職理由、転職理由、志望動機はしっかり区別し、時系列を意識して話がちぐはぐにならないように気を配りましょう。
そして、転職面接によっては強みについて聞かれず、自己PRができないこともあります。しかし、面接自体が自己PRの場であり、一問一答形式だけでなく質問のされ方は様々です。
強みに関して聞かれなくても、別の質問で自己PRできるよう自分の強みを3~5つ絞り込み、それに関連する実績を用意しておくことが重要です。強みや実績をキーワードとして頭にインプットし、口に出して反復することで、面接本番でも自信を持ってアピールできるようになります。
「何か質問はありますか?」転職面接の際確認すべき事
仕事に就く前に、採用担当者との面接で自分の優先事項を明確にしましょう。自分が譲れない点や重視する要素を整理することで、仕事内容とのイメージギャップを減らせます。面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれた際には、以下の7点について遠慮せずに質問しましょう。
入社後の給与
具体的な給与条件や給与改定のタイミングについて詳細を確認することが大切です。
昇給や賞与規定
将来的な昇給や賞与の見込みや評価基準について理解することで、キャリアアップに対するイメージを持てます。
社内でのキャリアステップ
中途採用者にとって、将来的なキャリアパスや昇進の可能性を知ることは重要な要素です。
担当する業務
入社後すぐに担当する業務内容や責任範囲を把握し、自分のスキルや志向にマッチしているか確認しましょう。
就業時間および残業時間
ワークライフバランスを重視するならば、就業時間や残業の頻度を確認しておくことが大切です。
産休や育休の取得について(女性の場合)
女性の応募者は、産休や育休の取得に関する制度や過去の取得実績を確認して安心感を得ることが重要です。
これらの項目はトラブルの元となり得るので、納得のいく答えを得るためにしっかりと確認してください。面接は求職者と企業との平等な関係ですので、自分のキャリアを傷つけないためにも、遠慮せずに自分の意思を伝える姿勢が大切です。また、自分が大切にしたい条件や要素を事前に洗い出しておくことで、適切な企業を見極めることができるでしょう。
転職面接では、業種に関係なくほとんど同じ質問がされ、流れも決まっています。そのため、事前に聞かれるであろう質問の回答を準備しておくことで、本番でも緊張しすぎることなく自信を持ってハキハキと話すことができ。
特に重要なキーポイントとして、志望動機が挙げられます。志望動機を通して、応募者の熱意や強みなどを面接官が読み取るため、その内容次第で合否が決定されることもあります。
ただし、良い印象を持ってもらえる志望動機は企業や面接官によって異なるため、インターネットや参考書の真似事だけでは十分ではありません。面接で必ず聞かれるため、履歴書を作成する段階で自分の考え方や強みと企業の接点を見つけることが重要です。それによって、自分自身の独自の志望動機を明確にし、自信を持って伝えることができるでしょう。