働いている人アンケートから見える東北の住宅業界転職と働く喜び
2023/09/30

アンケート結果によれば、近年、働く喜びを感じる人が増加していて、喜びを感じる鍵はコミュニケーションであると示唆されています。建設・不動産業界では、多種多様の人材を採用する流れとなっているため、仕事に喜びを感じられない場合は、転職を検討するのも選択のひとつです。
住宅業界への転職を成功させるための転職エージェント選びが重要ですが、住宅業界へ転職を希望する求職者の間では、リクルートエージェント、doda、パソナキャリアの3つの転職エージェントが人気があります。
働いている人アンケートから見える働く喜び
今の仕事に満足できない場合は、転職することで働く喜びを取り戻せる可能性があるため、転職することを検討されるとよいでしょう。こちらでは、その事実が分かるアンケート内容と結果の概要をご紹介いたします。
株式会社リクルートは、2021年12月22日(水)~2021年12月27日(月)にかけて、全国の15歳~64歳の就業者に対してアンケートを実施しました。有効回答数は7,699人で、アンケート結果の要点は次のとおりです。
働く喜びを実感している人は1ポイントアップ
アンケートでは、働く喜びを感じているかどうかを7段階で評価します。5段階目の「やや感じている」以上を回答した人の割合は、全体の43.3%で、前年に比べて1.0ポイントアップとなりました。
働く喜びを感じる人の割合は、2013年から下降傾向が続いていましたが、2017年からは増加に転じ、2020年は前年比でマイナスとなりましたが、2018年以降は40%以上の水準を保っています
働く喜びが感じられないのは男性50代
アンケートでは、その実情を性別と年代別に分析していて、最も喜びを実感していないのは50代男性でした。男性は、年齢を重ねるほど働く喜びが減少し、50代で底をつき、60代で上昇するのに対し、女性は年齢を重ねるにつれて働く喜びを感じる傾向にあります。
働く喜びを必要と感じているのは8割以上
性別関係なく年齢が高くなるほどに、働く喜びを感じることが必要だと思うと回答する割合が増加して、その割合は全体平均で84.2%です。
働く喜びの鍵はコミュニケーション
男性40代および50代はフィードバックの実感が低く、働く喜びの実感値が低い要因として、周囲からの「フィードバック」が影響していることが考えられます。
以上のアンケート結果から、働く喜びを得るために転職するのであれば、コミュニケーションの円滑な職場を見つめるのがポイントといえるでしょう。
東北でもチャンスが広がる建設・不動産業界
就職活動や転職活動を成功させるために、各業界の求人動向や特徴を知っておくことも重要です。建設・不動産業界では、業界全体として多様な人材を採用する流れにあります。その主な理由は、次の5つです。
DXが推進されているデジタル技術を駆使してプロジェクトを効率化し、品質を向上させるために、建築・不動産業界でも、近年DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されています。それに伴い建設業界で需要が高まっているのが、BIM(Building Information Modeling)や施工管理経験者です。
環境への意識が高まっている
環境への配慮が高まり、グリーン戦略に関連する採用も増加しています。特に求められているのが、サステナビリティに焦点を当てた人材です。求人要件は明確とはいえませんが、サステナビリティを重視した採用は今後も増え続けると考えられます。
施工管理の人材が不足している
数ある職種のなかでも施工管理にかかわる人材の需要が高まっていますが、適切な施工管理者を採用するのが難しく、各企業は採用ポリシーに変更を加えているのが現状です。今後、必要要件が緩和されたり、固定観念が打破されたりすることにより、異なる経歴や経験を持つ求職者も施行管理の仕事に就きやすくなるでしょう。
異なる業界からの人材獲得が増加している
建設業界において、今までにない事業案件に取り組む際に、異なる業界からの人材獲得が増えています。その理由は、建設業界に新たな視点やスキルを持つ人材を加えることで、イノベーションを促進させ、多様なプロジェクトに対応する狙いがあるからです。
企業がABWに取り組み始めている
近年、求職者の間では、柔軟な働き方を好む傾向が強まり、「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」に注目が集まっています。ABWは、ライフスタイルやワークライフバランスを実現するために、仕事内容やニーズに合わせて、場所や時間を柔軟に選択する働き方のことです。建設業界の企業も、それに合わせてABWに取り組み始めています。
東北地方でも同様の傾向が広がりを見せているため、建設・不動産業界で働くチャンスが増える見込みです。
住宅業界で人気の転職エージェントを紹介
住宅業界への転職を成功させるためには、転職エージェント選びも重要です。人気の転職エージェントは、求人情報が多くサポートが充実している傾向にあります。
渋谷区に本社がある電気工事士デポが行った建設業界向けアンケート調査で、人気の転職エージェント上位3位に入ったのは、リクルートエージェント、doda、パソナキャリアです。こちらでは、それぞれの特徴と人気の理由をご紹介いたします。
1位:リクルートエージェント:79%
リクルートエージェントは業界トップクラスの転職エージェントで、求人数は29万件以上におよびます。主な特徴は、次のとおりです。
登録者が多く満足度が高い
登録者数が多いのが特徴で、その割合は転職エージェントを利用者の約79%ともいわれています。アンケートでは、サービスに満足していると答えたのは登録者の約71%となりました。
情報収集がしやすい
転職活動での情報収集は、非常に重要です。リクルートエージェントは、情報収集に活用できるツールが充実していると評価されています。求職者が納得して転職活動をしていただくことが仕事という考えがあり、単なる情報収集のために利用できるのも魅力です。
実績が豊富にある
転職支援実績No.1を誇り、多くの登録者が転職に成功しています。
2位:doda:12%
求人数はリクルートエージェントに次いで、18万件あるdudaです。主な特徴としては、次のようなものがあります。
幅広い職種を選べる
エリアが広く、幅広い業界に精通していることが強みです。
dodaと併用ができる
リクルートエージェントとdodaの違いは、求人数と担当者の割合の違いにあります。求人数はリクルートエージェントが圧倒的に多いですが、dodaは求人が少ない分、担当者から手厚いサポートが受けられるのがメリットです。リクルートエージェントは、dodaとの併用が可能で、求人情報収集も効率的にできます。
3位:パソナキャリア:5%
パソナキャリアはリクルートエージェントと同じく総合型の転職エージェントですが、求人数は4万件とやや少なめです。主な特徴としては、次のようなものがあります。
地方への転職がしやすい
地方の求人情報も提供しているため、地方で転職を希望する人にとって利用しやすい転職エージェントです。
登録者の満足度が高い
パソナキャリアは顧客満足度調査で、「4年連続総合1位」という結果になっています。キャリアアドバイザーの質がよく、高く評価されているのが、理由のひとつです。
2021年に行ったアンケートでは、全体的に働く喜びを感じる人の割合は増加しているものの、男性50代が最も喜びを感じていないことが分かりました。年齢が上がるほど働く喜びの必要性を感じる割合が高まっていることと、コミュニケーションが喜びの鍵であることが判明したため、転職することで働く喜びを取り戻せる可能性があると考えられます。
建設・不動産業界で幅広い人材の求人が増えているのは、DXの推進、環境への意識の高まり、施工管理の需要増加、異なる業界からの人材獲得、ABWへの取り組みなどが理由です。住宅業界への転職する際は、転職エージェント選びが重要となります。なかでもおすすめなのは、人気の高いリクルートエージェント、doda、パソナキャリアです。
転職エージェントを利用せずに、住宅メーカーのホームページからも応募できます。秋田県の日沼工務店でも、正社員を募集中です。
