スキルを証明する資格を持って住宅業界の求人に応募しよう！ | キャリアなび～東北版（秋田・盛岡・仙台）

転職コラム

スキルを証明する資格を持って住宅業界の求人に応募しよう！

2023/11/29

住宅業界で資格を持つことは、信頼性の向上やキャリアアップのチャンスを提供します。資格は専門知識の証明であり、顧客からの信頼を高め、成約率をアップさせます。また、幅広い業務に対応でき、転職や昇進の際に有利な要因となります。

特定の資格を持つことで、独占業務に従事し、待遇や地位が向上する可能性もあります。自身のキャリアプランに合った資格を選び、ステップアップを目指しましょう。

信頼の証！住宅業界で資格を持つ意味

東北で住宅業界の求人を探している方や転職に悩んでいる方に向けて、住宅業界で資格を持つことをおすすめする理由をご紹介します。

◇お客さまの信頼を獲得できる

資格を保有することで、その分野において一定の知識があるという証明になり、専門家としての信頼性を担保できます。根拠のない言葉よりも、実績を伴って説明する方とより信頼感が高まります。発言に自信がもてるため、営業時の説得力が増し、信頼の獲得によって成約率を高めることが可能です。

◇業務の幅が増える

住宅業界といってもその業務は調査、設計、管理、契約など多岐にわたり、不動産の知識や法律、お金の知識も求められます。これらの知識を体系的に学び、自分の業務に関連した内容も説明できるようになると、自身の仕事の幅が広がります。

◇キャリアアップの機会が増える

住宅業界に転職やキャリアアップする場合に、資格の取得は有利に働きます。業務に関連する資格取得が昇進・昇給に影響すること会社は多いため、給料アップが見込めます。
また、転職時には他人との差別化ポイントとして有利に働き、好条件のオファーがくる確率を高めることが可能です。

◇独占業務が可能になる

特定の資格を持つ人にしかできない業務を「独占業務」とよび、住宅業界においては、宅地建物取引士や建築士などが該当する資格です。資格の取得難易度は高い反面、会社して欠かせない人材になるため、待遇改善や地位向上を見込めます。

転職に生かせる住宅業界の資格とは？

住宅業界で人気の資格をご紹介します。

◇建築士

住宅・建物の設計と工事管理を行えるようになる資格です。

注文住宅や設計・建築部門で働きたい場合には取得をおすすめします。資格は一級、二級、木造建築士の3種類があり、それぞれに一定の受験要件があります。一級と二級の違いは、建設できる建物の規模、木造建築士は木造住宅の設計が行えるようになるなどの違いがあります。ただし、営業職では活用する機会は少ないので、無理して取得する必要はありません。

◇建築施工管理技士

建築における工程管理が可能になる資格です。
施工管理技士の取得で行える主な業務は、工程管理（施工計画や工程表の作成、工事の進捗状況の確認など）、品質管理（建築物の強度や密度の管理など）、原価管理（材料費や人件費の管理など）、安全管理（作業中の事故防止など）などです。
一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士の区分があり、二級は一般建築物のみ、一級は特定建設業とよばれる大規模な工事の監理技術者として業務を行えます。

◇電気工事士

電気工事施工管理技士は、電気工事の現場を管理する重要な資格です。
この資格には一級と二級があり、一級と二級では管理できる現場に違いがあります。
特に一級電気工事施工管理技士は、ビルや商業施設など総額4,500万円以上の大規模な案件を管理可能です。

二級の場合は、一級に比べて管理できる現場に制限があります。
電気工事施工管理技士を社内に持つことで、電気工事の技術評価が向上して案件を受注しやすくなるため、この資格の需要は高いと言えます。

◇ファイナンシャルプランナー（FP）

ファイナンシャルプランナー（FP）は、住宅ローン、資産運用、保険、税制など、広範囲にわたる金融知識が必要な資格です。
FPは一般にもファイナンスに関する専門知識を持つ資格として知られており、営業でのお客さまとの信頼関係構築に役立ちます。資格試験では、住宅や不動産に関連しない金融知識も学ぶことができるため、キャリアプランに幅を持たせたい方に適した資格です。

◇インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターになると、顧客の理想とする空間を実現するために、内装や建具などに関するアドバイスを行います。
公益社団法人インテリア産業協会によって認定される民間資格で、住宅設計提案時のインテリア計画や家具選定のアドバイスする際に役立ちます。

業務内容は、要望のヒアリング、プランニング、商品選定、セッティングなどです。
家具選びや理想のインテリアイメージの実現に悩む顧客をサポートします。

住宅業界の資格の取り方を職種別に解説

各資格の取得要件、受験資格などについてご紹介します。

◇二級建築士

住宅業界においては、住宅規模までの設計が可能な二級建築士が取得できれば、設計の業務につくことができます。
二級建築士の受験条件は、四年制大学卒（指定科目必要）で実務経験は不要です。
指定科目を学修した高校卒業者は、3年の実務経験が必要、建築関連の学歴がなくても7年の実務経験で受験可能です。資格試験は、第一次検定と第二次検定があり、第一次検定は学科試験、第二次検定は実施試験が行われます。

二級建築士の取得を考えている場合は、四年制大学を卒業し、受験するのがおすすめです。その場合、一級建築士へも最短で挑戦が可能です。

◇ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーの資格をこれから取得する前提でご紹介します。
まず、FP2級の受験資格を短期間で取得するには、FP3級の資格を持っているか、AFP認定研修を修了する方法があります。
ファイナンシャルプランナーとしての実務経験がない方は、FP3級の資格取得がおすすめです。FP3級はFP資格の入門編に位置づけられ、難易度はそれほど高くなく、受験資格もないためです。まずは、FP3級を取得し、実務経験をこなしながらFP2級、FP1級のキャリアアップを目指しましょう。

◇建築施工管理技士

二級建築施工管理技士の受験には、大学卒業後1年の実務経験が必要で、高校卒業後であれば3年の実務経験が求められます。
ただし、第一次検定に関しては、17歳以上であれば受験が可能です。

二級建築施工管理技士の資格試験は「建築」「躯体」「仕上げ」の3つの分野に分かれており、これらのうちいずれかひとつを選んで第一次検定と第二次検定を受けます。合格すると、その合格種別に該当する工事を行うことができるようになります。

住宅業界での資格取得は信頼性の向上やキャリアアップの大きなメリットがあります。まず、資格を持つことで、専門的な知識を証明し、顧客からの信頼を獲得できます。これは営業活動において説得力を高め、成約率を向上させる助けとなります。

また、広範な業務に対応するための知識やスキルが身につき、仕事の幅が広がります。転職や昇進の際にも資格は強力な武器となり、昇給や待遇の向上につながります。特に特定の資格を持つことで、独占業務を担当することが可能となり、地位や待遇が向上することも期待できます。

住宅業界で人気のある資格として、建築士、建築施工管理技士、電気工事士、ファイナンシャルプランナー、インテリアコーディネーターなどがあります。これらの資格は自身のキャリア目標に合わせて選択できます。