建てたら終わりではない!お客様に寄り添うアフターフォローの仕事
2023/06/13
ハウスメーカーにおいて住宅を建てるだけではなく、完成後のフォローサポートも重要です。このサポートを担当するのが「アフターフォロースタッフ」であり、ハウスメーカーの中には転職希望者を募集しているところもあります。ここでは、アフターフォロースタッフの仕事内容や魅力についてご紹介します。
アフターフォロースタッフとは?
ハウスメーカーにおけるアフターフォロースタッフの仕事には、お客様からの依頼に対応することが含まれます。例えば、お客様から「雨漏りがする」「設備が壊れてしまった」といった依頼があった場合、アフターフォロースタッフは必要な手配を行い、該当箇所の修繕や修理などの工事を手配するとともに、必要な部品の注文なども行います。
また、アフターフォロースタッフは、お客様の住宅を訪問して定期点検を行い、主に外壁や屋根、水回りなどの経年劣化する箇所を点検します。これによって、お客様の住まいを長く安心して使い続けられるようサポートを行います。
さらに、アフターフォロースタッフは、お客様が気づいていない設備の故障などを見つけ、その工事を提案することもあります。例えば、断熱材が劣化していることが原因で高額な光熱費がかかっている場合、その交換を提案することがあります。
その他、お客様が住宅やその設備に関する不安や疑問を持っている場合、アフターフォロースタッフは適切に対応し、解決策を提案することが求められます。そのため、幅広い住宅に関する知識を持ち合わせていることが重要となります。
新築住宅のアフターフォローの内容は?
ハウスメーカーにおける新築住宅のアフターフォローは、お客様が安心して快適に住まいを利用できるようにサポートすることが目的です。この観点からアフターフォローには住まいの点検が含まれており、主に以下の点がチェックされます。
水回りの異常の有無
アフターフォローの定期点検では水回りの異常がないかどうかがチェックされます。水漏れや排水の不具合がある場合は、修理が行われます。また、キッチンやバスルームの換気扇や水栓など、水回りの設備の点検も同時に行われるのが一般的です。
ドアや外壁の建付け異常の有無
定期点検ではドアや外壁の建付け異常の有無もチェックされます。建てられたばかりの住宅でも、気温変化や地盤沈下などによって建付けに問題が生じることがあります。定期点検はこのような早期に発生する異常を見つけ、適切に対応するためにも欠かせません。
床材の浮き、壁紙の剥がれの有無
定期点検では床材の浮きや壁紙の剥がれなど、内装の異常もチェックされます。建物の年数や住宅の使用状況によって、床材や壁紙は劣化することがあります。これらのケースでは劣化の進行具合に応じた修繕や交換が行われます。
ドアや窓の鍵をはじめとする防犯設備の状態
ドアや窓の鍵、防犯カメラなどの防犯設備の点検も重要なチェックポイントのひとつです。そのため、アフターフォロースタッフは防犯に関する知識も身につけていなければなりません。
外構の汚れ、破損の有無
外構は汚れや破損が生じやすく、その有無もチェックされます。汚れや破損が特に激しい場合、修繕だけでなく大規模な工事を提案することもあり、状況に応じた適切な対応をするための能力もアフターフォロースタッフには欠かせません。
アフターフォロースタッフの仕事の魅力
ハウスメーカーのアフターフォロースタッフは、定期点検や修繕などの作業をパターン化しやすいため、経験を積んでいくと作業内容を暗記することでルーティン化できる魅力があります。これにより、作業そのものによる負担を軽減できます。そのため、決まった仕事をルーティン化し、確実に行える人がアフターフォロースタッフの適性が高いと言えるでしょう。
ただし、すべての仕事をルーティン化できるわけではなく、お客様の要望に応えるためには柔軟な対応力も必要となります。
また、アフターフォロースタッフの仕事には、住宅に関する知識を活かせるという魅力もあります。そのため、建築業界での経験がある人は、その知識を活かすことでより有利な条件で転職することが可能です。
アフターフォロースタッフの年収は、幅が広く一概に言えませんが、平均年収は約600万円程度となっています。また、業界の特性上、経験や能力は年収に反映されやすく、勤続年数が長くなるほど年収が高くなる傾向があります。そのため、転職を考える際には、その会社で働き続けた場合の年収の変化も確認することが重要です。
アフターフォロースタッフは、自社で建築した住宅に対して定期点検や修繕などの業務を行い、お客様の満足度を高める職種です。この業務においては、パターン化した仕事と臨機応変な対応が求められ、両方に対応する力が必要です。また、常にお客様に寄り添う気持ちを持ち続けることも大切です。
アフターフォロースタッフの経験や能力に応じて、年収が上昇する傾向があるため、将来的に転職する場合には、勤続年数や転職先の年収を考慮しましょう。秋田の住宅メーカーでも経験を活かせるアフターフォロー職を募集していますので、気になる方は確認することをお勧めします。