工務店の仕事ってどんなもの?採用情報から見えた日沼工務店のワークスタイル
2023/06/13
工務店は建築業界においてさまざまな事業を展開しています。多くの工務店は複数の業種を求人募集していることから、建築業界への転職を検討されている方にとって、工務店は有力な転職先候補になりやすいといえます。ここでは一般的な工務店に関する基本情報だけでなく、今回取材協力いただいた日沼工務店の採用情報の詳細についても見ていきましょう。
工務店とは?
工務店とは、住宅などの建物の建築・改修・修繕などの建設工事を請け負う会社です。主な仕事内容には、新築住宅やビル、マンション、店舗などの建築工事、リフォームや改装工事、耐震補強工事、外装・内装工事などの幅広いものがあります。また、建築設計や工事の見積もり、施工管理、品質管理、工程管理、安全管理なども業務に含まれる内容です。
一般的な工務店では建築士や施工管理技士、設備技術者、大工、左官、塗装職人、電気工事士、設備配管工、重機オペレーターなどの多種多様な職種の技術者が働いています。そのため、工務店では協調性やチームワークが大切です。多くの工務店は、地元の人々や企業からの仕事を中心に行っており、施工現場は地元に密着しているため、地元に根ざした企業として地域に貢献する役割を担っています。
工務店の業態
工務店の業態には「地域密着型」「下請け型」「フランチャイズ型」「中堅ビルダー型」「デザイン重視型」「リフォーム型」などの種類があります。
地域密着型の工務店は、主に社長と少人数の社員で運営していることが多いです。この業態では設計を行わず、施工に特化した事業展開を行うのが多いと言われています。一方、下請け型はハウスメーカーの下請け工事を中心に事業を行っています。フランチャイズ型に関しては、フランチャイズチェーンの加盟店として、本部から提供されるマニュアルや建材、設計図などを使用して業務を行う業態です。
これらのほか、中堅ビルダー型は対応エリアが広く着工数が多い工務店で、ハウスメーカーに近い特徴を持っています。また、デザイン重視型はデザイン性の優れた住宅の設計を得意とし、施工までを行っていることが大きな特徴です。リフォーム型については、既存住宅のリフォームを専門的に請け負っている点で独自の特徴があります。
ハウスメーカーとの違いと共に、工務店の業態についても知っておくと良いでしょう。ハウスメーカーは住宅の設計・施工に加えて、住宅展示場での販売や住宅ローンの提供など、住宅購入に関するトータルサポートを提供する企業です。一方、工務店は建築物の建設工事に特化した企業であり、顧客の要望に合わせたカスタマイズがしやすいというメリットがあります。
工務店の採用情報
工務店ではさまざまな業種の求人募集が行われています。その中には、技術者だけでなく事務職や営業職も含まれており、未経験でも応募できるものも少なくありません。日沼工務店においては2023年4月現在で以下の4つの職種にて求人募集が行われています。
営業職
一般住宅の営業活動や、展示場での来場者の接客が主な仕事内容です。具体的には顧客からの問い合わせに応じたアドバイスや提案、見積もり作成、契約締結などを行います。また、展示場においては商品の魅力をアピールしたり、来場者への説明をしたりするなどが主な内容です。
工事職
現場施工管理業務や建築現場における各種業務が、主な仕事内容になります。具体的には、施工計画の策定、工程管理、品質管理、安全管理などです。また、現場の作業員の指導やコミュニケーションなども重要となります。建築に関する知識や経験が必要な職種です。
設計職
建築確認申請業務とそれに付随する業務、および一般住宅の設計が主な仕事内容です。具体的には建築物の設計、図面作成、見積もり作成、設計書類の作成などを担当します。建築や設計に関する豊富な知識が必要な職種です。
業務管理職
主に建築現場における各種業務と総務、経理、庶務的な業務が主な仕事内容です。具体的には、工事のスケジュール管理、工程管理、品質管理、安全管理などを担当します。また、総務、経理、庶務的な業務にも携わる可能性がある職種です。現場で働く作業員やスタッフとのコミュニケーション力が求められます。
工務店に採用されやすい資格
工務店で採用されるためには、建築関連の資格を取得しておくことが望ましいとされています。代表的な資格としては、建築士や建築施工管理技士が挙げられます。
建築士は建築物の設計、監理、調査、コンサルティングなどを行うことができる国家資格です。建築のプロフェッショナルとして、建築の設計や施工に関する知識や技術を持ち、建築物を設計するための手続きや法令に関する知識も必要です。建築設計やデザインに強みを持つ場合、工務店での設計職としての採用が期待できます。
一方、建築施工管理技士は建築現場で施工管理を行うことができる国家資格です。建築物の施工現場において、安全・品質・工程・費用管理を行い、施工業務全般を管理することが求められます。こちらは工務店での工事職としての採用が期待できます。
工務店にはさまざまな業態があり、建築業界において多種多様な業務を行う会社です。日沼工務店においても営業や工事、設計などの各職種において随時求人募集を行っています。これら職種に就くためには建築士や建築施工管理技士などの資格を所持していることが大きな強みとなるため、転職を念頭において取得を目指すのもよいでしょう。
日沼工務店の仕事にご興味のある方は、採用情報をご確認ください。