転職理由を面接で聞かれたとき~面接の極意
2023/06/13
転職活動では応募先企業へ赴き、面接を受けることが多くなります。面接を苦手としている人は少なくありませんが、基本的な流れや聞かれることには一定のパターンがあるため、しっかりと準備をしておけば相手によい印象を与えられるでしょう。面接のための準備では、要点を押さえてあらゆることをシミュレーションしておくのがおすすめです。
転職面接の流れ
一般的に転職活動の一環で臨む面接は、以下の流れで行われます。
1.自己紹介
面接が始まる前に行われるのが、面接官との挨拶や自己紹介です。ここでは緊張をほぐすために面接官から簡単なアイスブレイクの質問がされることもあります。
2.自己PRや志望動機の説明
自己紹介に続いて、自己PRや志望動機の説明が求められることが一般的な流れです。自己PRでは、過去の経験やスキル、強みなどをアピールすることが求められます。志望動機ではその企業や職種を選んだ理由や、自分のキャリアビジョンなどについて質問されることも多いです。
3.過去の経験や転職理由などに関する質問
続いて過去の経験や実績、転職理由などに関する質問がされます。ここでは具体的な事例や数値などを交えながら、自分自身がどのような成果を出してきたか、あるいはどのような考えから転職を決意したのかを説明することが求められます。
4.募集内容に関する説明と職務や能力などに関する質問
次に募集内容に関する説明と、職務や能力に関して質問があります。具体的には企業側が求める人材の特徴や実際の業務内容の説明と、それらに関連する能力の有無を問う質問内容です。
5.質疑応答
面接では面接官へ質問をする機会も設けられます。このことを想定し、面接に臨む際には事前に聞きたいことをまとめておくことスムーズです。
6.面接の締めくくり
面接の最後には、面接官からの挨拶や感想、次のステップに関する説明があります。よりよい印象を与えるためには、退出時の所作などをおさらいしておくとよいでしょう。
転職活動における面接の代表的な質問
面接ではさまざまな質問がされるため、あらゆるシミュレーションをしておくことが大切です。以下の代表的な質問に関しては、回答例を参考に自分のことに置き換えてどのように答えるかを考えておくとよいでしょう。
転職理由は?
「前職では成長する機会が限られていたため、新しい環境で自己実現を図りたいと考え転職活動を始めました。また、貴社のビジョンに共感し、さらなる成長を目指せる環境を求めています」
弊社を志望した理由は?
「貴社は十分な実績を誇る企業であり、リーダーとして活躍できるキャリアパスがあると感じたためです。また、貴社の事業戦略やビジョンに共感しており、自分のスキルを活かしながら貴社の成長に貢献したいと考えています。」
経験・実績を交えて自己PRをしてください
「前職では営業職として新規開拓を行い、クライアント数を年間で80%以上増加させることに成功しました。また、顧客満足度向上に注力し、退職するまでに得意先の満足度を20%以上向上させました。これらの実績は、自分自身の強みであるコミュニケーション力や問題解決能力によるものであり、貴社でも活かせると考えています。」
自身のキャリアプランについて説明してください
「現在の目標は自己成長と同時に貴社の成長に貢献することです。自分自身の強みを活かしながら貴社のビジョンや目標に沿った業務を通じて、部門やチームのパフォーマンスを向上させることで自分自身も成長し、貴社の発展に貢献することを目指しています。また、将来的にはマネジメントポジションを目指し、部下の育成やチームのリーダーシップを発揮することで貴社の成長により一層貢献したいと考えています。」
面接の前に準備しておくこと
転職活動で企業の面接を受ける際には事前準備をしっかりと行い、当日に備えることが大切です。特に重要なのは転職理由、自己PR、入社後にやりたいことなどの基本的な質問に関する回答を用意しておきます。この点では自分自身の強みや志望動機、今後のキャリアプランなどをよく考え、簡潔かつ具体的に回答できるようにしておく必要があります。そのためには自身がこれまでの仕事で経験したことを一通り振り返っておくのが効果的です。
また、入室から退出までの所作やマナーにも気を配りましょう。既に社会人として働いた経験があるのであればビジネスマナーをもう一度おさらいし、当日に適切なふるまいができるよう準備しておく必要があります。質問をされた際の受け答えに不安がある場合には、目上の人に対する話し方や言葉遣いについて確認しておくのもおすすめです。
これらの他、面接に臨む際の準備では持ち物や身だしなみの確認も忘れないようにしましょう。面接に必要な書類や筆記用具などは前日までに用意し、忘れ物がないか確認しておくことが大切です。また、身だしなみにも注意し、服装は清潔感のあるものを心掛け、香水やメイクは控えめにするようにしましょう。
入念に準備をしておくことは面接時の緊張を和らげたられたり、自身を持てたりする点でメリットがあります。また、想定される質問に対する答え方や所作、マナーなどに関しては準備に時間がかかることもあるため、早い段階で対策を行い、当日に備えることが大切です。
多くの場合、面接は一定の流れで行われます。また、面接官に聞かれる質問にもパターンがあるため、基本的な質問とその回答を考えておけば落ち着いた状態で当日を迎えられるでしょう。
また、面接において的確な受け答えをするには、自分自身のことをよく知っておくことも不可欠です。具体的には自分が仕事で経験したことやこれまでの実績、強みなどを把握しておくと、質問に対する回答も自ずと明確になります。
面接でのコツをつかみ、事前にしっかりと準備をしたうえで転職の面接に臨みましょう。
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